概要

USkey2JPは、日本語配列(JIS配列)キーボードと英語配列(US配列)キーボードを併用するためのシンプルなツールです。
特に、ノートPCのように基本のキーボード配列設定を日本語配列から変えられない環境で、外部キーボードとし英語配列キーボードを使う際に便利です。
"US KEYboard TO Japanese Pc"でUSkey2JPという名前にしました。

動画は数字列の記号のエミュレーションの様子です。

動作環境・テスト環境

動作はWindows11で確認を行なっています。Windows10では未確認です(おそらく動作すると思います)。
64bit CPU用にビルドしています。ニーズがあれば32bitバージョンもビルドします。

ダウンロード

Githubより最新バージョンのzipファイルをダウンロードしてください。

https://github.com/mssoftjp/USkey2JP/releases

特徴

  • 実行ファイルを起動するだけで利用でき、インストールなどは不要
  • 一時停止や再開を行ってもOSの再起動は不要
  • レジストリ変更や専用ドライバ不要でUS配列風入力を実現
  • タスクトレイアイコンのクリックだけで動作をオンオフできる
  • スリープ後や長時間運用時の安定性を向上

管理者権限なども不要で実行ファイルのみで動くようにして、業務用のノートPCでも使いやすい設計にしています。
最近のキーボードはVIAや各社のソフトによるハードウェアレベルのキーリマッピングが一般的になってきており、また、Windowsの標準機能でもIMEの切り替えに使えるキーの幅が広がってきており、ソフト側で特にオプションのリマッピング機能を入れる必要性は低いと考え、本来のキー印字に合わせたリマッピングだけに特化させています。

開発の背景

US配列のキーボードを購入してノートPC(Windows11)で使おうとしたところ記号の部分が印字通りに打てず、いろいろ調べてみると、方法はいくつかあるものの、変更のたびに再起動が必要だったり、レジストリの編集が必要だったり、管理者権限が必要だったりと、結構面倒なことがわかりました。さらに調べている中で、ULE4JIS(Githubリンク)を知ったのでした。

非常に便利でしばらく使用していたのですが、幾つか気になる点もありました。例えば、長時間運用後やスリープ後にエミュレーションが効かなくなることが多かったり、起動時のポップアップを都度消す必要があったりといった点で、自分で該当箇所をアレンジしてみようと思ったものの、Windowsのバージョンや開発環境なども変わってきていることから、MFCを使わずにWin32APIのみで一から作ってみようと思い開発するに至りました。

バージョン履歴

GithubのReleasesよりご確認ください(リンク

ライセンス・免責事項

GithubのLICENCEよりご確認ください(リンク

謝辞

本ソフトウェアの開発にあたり、大きなインスピレーションを与えていただいた ULE4JIS の開発者・コントリビューターの皆様に感謝いたします。
変換マップのロジックは大変参考にさせていただきました。