概要
タスクトレイに現在の仮想デスクトップ番号を表示してくれるシンプルなユーティリティです。複数のデスクトップを使い分けているときに、 “今どの仮想デスクトップを使っているか” をさっと確認できます。
また、タスクトレイのアイコンをクリックすると、仮想デスクトップを切り替えられます。
特にタッチ液晶や液晶タブレットでは、ワンタッチで仮想デスクトップを切り替えられ便利です。
動作環境・テスト環境
動作はWindows11で確認を行なっています。Windows10では未確認です(おそらく動作すると思います)。
64bit CPU用にビルドしています。
ダウンロード
v1.1.0 https://github.com/mssoftjp/VirtualDeskID/releases/download/v1.0.0/VirtualDeskID-v1.1.0.zip
動作の仕組み上、Windows Defenderやその他セキュリティーソフトでアラートが出ることがあります。
「WindowsによってPCが保護されました」といった青い画面のアラートが出た際には「詳細情報」→「実行」ボタン、でご対応ください。
バージョン更新ごとにMicrosoftにはクリーンである旨の申請をしてDefenderの検出から除外する申請をしていますが、アラートの解消までのラグがあるため、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
特徴
- 実行ファイルを起動するだけで利用でき、管理者権限やインストールなどは不要
- レジストリ変更や専用ドライバ不要
普段、私の環境では仮想デスクトップを3つ開いて作業をしていて、仮想デスクトップの使い分けとしては、1つ目はメールやチャットなどの連絡用、2つ目は現在取り組んでいるメインタスク用、3つ目はサブタスク用です。主にはキーボードショートカットでこれらを切り替えていますが、キーが少なく矢印キーがないものを使っていると複数のキーを同時に押す必要があるため操作が煩雑になることがあります。かといって、クリックで済ませようと、Windowsの標準機能では何度もクリックが必要になり、ストレスが溜まるものでした。
そこで、シンプルにクリックひとつで次の仮想デスクトップへ切り替えられる機能を追加しました。
開発の背景
タスクごとにを仮想デスクトップに分けて運用するようにしていると、時々今どのデスクトップだったかな、ということが時々起こります。
Win+Tabキーで表示はできるものの、もっと簡易的に番号が合っているかを確認できれば十分なのにと思っていました。
Windows10のであればVirtualDesktopManager(Githubリンク)で対応できるようですが、Windows11では仮想デスクトップの内部処理が変わっているようで全く動作せず、VirtualDesktopManagerのコードに大きく手を加える必要がありそうだったので、スクラッチで作ることにしました。ただ、思っていたよりも対応が難しく一旦は諦めかけましたが、VirtualDesktopAccessor.dll を利用してWindows11で動作するツールを作ることが出来ました。
Virtual Desktop Identifierの略でVirtualDeskIDと名前をつけました。
バージョン履歴
v1.1.0
- タスクトレイのアイコンのクリックで仮想デスクトップを切り替えられるようにアップデート
v1.0.0
- 公開
GithubのReleasesよりご確認ください(リンク)
ライセンス・免責事項
GithubのLICENCEよりご確認ください(リンク)
謝辞
本ソフトウェアの開発にあたり、大きなインスピレーションを与えていただいた以下の開発者・コントリビューターの皆様に感謝いたします。